ファットオーブの伝説 更新日:2023年9月21日 公開日:2023年7月7日 創作童話 あらすじ フィル少年は学校からの帰り道、巨大な白いボールが転がっていくのを目撃します。その正体は不明のままでした。 フィルは四月から赴任した新しい担任の先生ルイス・ハメットに興味を持ち、友人のランディと先生の家を訪れます […] 続きを読む
がんばって!花嫁 公開日:2023年7月5日 創作童話 ある日の夜、テレビでアニメを見ていると、突然部屋の中がまっくらになった。停電だった。だれかがぼくのそばにいた。 「きみはだれだい?」 「わたし?わたしはシンデレラっていうの」 ほくは思わずのけぞりそうになった。 「シンデ […] 続きを読む
せんたくざむらい 公開日:2023年7月1日 創作童話 ぼくの名前はまさはる。 この日は友だちのたけしの家で学芸会の時代劇の練習をやった。劇の背景画を描きながら、二人で殺陣の練習をするのだ。 ところが、たけしったら、よろけて絵の具でカーテンを汚してしまった。 ぼくらは青ざめた […] 続きを読む
わんダフル!ビューティー 09 更新日:2023年10月5日 公開日:2023年6月27日 創作童話 9 犬たちの家路 その時、ぼくの前に、何かが立ちはだかった。外に待機していた犬たちだった。 犬たちの先頭に、アフガンハウンドとウィンキーがいた。 そうか、ウィンキーが外に出て、外にいた犬たちを誘導したんだ。 警備員は廊 […] 続きを読む
わんダフル!ビューティー 08 更新日:2023年10月5日 公開日:2023年6月23日 創作童話 8 大ぼらふき 放課後の体育館の中に似た、広い倉庫のような部屋だった。 倉庫の床には、何十という鉄のケージが並んでいた。 ケージの中にはそれぞれ犬がいた。 わんダフルのインジケーターが激しく点滅した。 おりに近づくと、犬 […] 続きを読む
わんダフル!ビューティー 07 更新日:2023年10月5日 公開日:2023年6月20日 創作童話 7 扉の向こう 次の日の午後も僕はカブトムシ型の研究所に出かけていった。 昨日と同じように、受付の女の人に話しかけ、係の方はいますか?とたずねた。 実は今日、ゲート場の大勢の犬たちとここにやってきていた。犬たちまで同伴す […] 続きを読む
わんダフル!ビューティー 06 更新日:2023年10月5日 公開日:2023年6月16日 創作童話 6 円陣を組む犬たち 次の朝、ゲート場で犬たちと話したことをばあちゃんに話して聞かせた。 ばあちゃんはぼくがどこか具合が悪いんだろうと心配するばかりで、ちっとも話を聞いてくれなかった。 ばあちゃんは、ぼくの持ってるわんダ […] 続きを読む
わんダフル!ビューティー 05 更新日:2023年10月5日 公開日:2023年6月12日 創作童話 5 アフガンハウンドの強がり ぼくはこっそりと、ばあちゃんの家を出て、バラック小屋まで行ってみた。 犬たちはまるで飼い主の帰りを待ちわびていたかのように、さかんに尻尾を振り、近寄ってきた。 ぼくはわんダフルを取り出して、 […] 続きを読む
わんダフル!ビューティー 04 更新日:2023年10月5日 公開日:2023年6月12日 創作童話 4 コミュニケーションツール「わんダフル」 ぼくはやっと事情がのみこめてきたような気がしてきた。 だがまだ良くわからないことがある。 「あなたの話を聞いていると、まるで犬から直接話を聞いてきたような印象を受けるんだけど」 […] 続きを読む
わんダフル!ビューティー 03 更新日:2023年10月5日 公開日:2023年6月11日 創作童話 3 リストラされた研究者たち ゲートボール場を出て、村へ帰る途中に、公園によった。 公園から、スピーカーを通した演説が、聞こえてきた。 ネクタイを締めたサラリーマン風の男が3人と、 白衣を着た学者風の男女が十名ぐらい、公 […] 続きを読む