あらすじ
五人の少年が現世の大地震によりタイムスリップし、江戸時代の村に迷い込む。一人は健聴者だが、一人は中途失聴者、残る三人はろう者という、ろう剣士会のメンバーである。五人は普段手話でコミュニケーションを取っている。
タイムスリップ後、剣道場で合志仙蔵に決闘を挑まれ、一行は辟易する。親切なおかみの好意で飯店で食事をし、葛西道場が収賄など卑劣な手段で、大久保道場の剣術指南役を狙っていることを知る。
町を彷徨っていると、ろうのメンバー狩野陽向が腹痛を起こし、大黒屋の娘静香の介抱を受ける。大黒屋で休む少年たちは、大久保道場の師範代、武蔵春信と顔なじみとなる。
武蔵春信は大久保史恵の婿となる予定だったが、合志家より史恵を仙蔵の嫁にと申し出がある。道場主の大久保藤淳は拒絶し、その後の闇討ちから武蔵春信とろう剣士たちに救出される。
合志家、葛西道場の元に、キリシタンの妖術師ドン・パルマ一派が現れ、手を組む。ドン・パルマは静香を拉致し、武蔵春信を誘き出す。
武蔵春信は静香救出を決意し、葛西道場との対決へ向かう。ろう剣士たちも援護する。武蔵は妖術で金縛りに合うが、ここで妖術師の陰謀が明らかになる。
ドン・パルマらの標的は武蔵ではなく、松井大和だった。大和は宙に浮かび、別人格のジェロニモとして、合志十右衛門を裁く。
大和はドン・パルマと取引し、仲間を現世に戻してもらう。四人は現世に送られ、瓦礫の中で再会する。
島原の乱の舞台に召喚された大和は、天草四郎の影武者となる。南島原の原城での兵糧攻めを経験し、村人救済を懇願するが拒絶され、現世へ戻される。
最終的に、ドン・パルマはろう剣士たちの念の力を借りて大和を目覚めさせ、歴史の軸を元に戻すことに成功する。
時の彼方で 1 瓦礫
時の彼方で 2 空白
時の彼方で 3 異土
時の彼方で 4 村影
時の彼方で 5 無銭
時の彼方で 6 道場
時の彼方で 7 腹痛
時の彼方で 8 笛音
時の彼方で 9 縁談
時の彼方で 10 陰謀
時の彼方で 11 寛解
時の彼方で 12 駕籠
時の彼方で 13 闇討ち
時の彼方で 14 同朋
時の彼方で 15 拒絶
時の彼方で 16 闇議
時の彼方で 17 拉致
時の彼方で 18 対峙
時の彼方で 19 矢文
時の彼方で 20 幽迫
時の彼方で 21 決起
時の彼方で 22 清冽
時の彼方で 23 暗躍
時の彼方で 24 降臨
時の彼方で 25 帰還
時の彼方で 26 契約
時の彼方で 27 訣別
時の彼方で 28 彼方
