おしゃべりドラゴ

くすっと笑って、心もホッコリ。笑いと感動のストーリー

「児童小説」の記事一覧

ネクロバズとむくつけき勇者たち 37 襲来

37 その日の朝、小学生の男の子は、いつものように学校へ向かう途中でコンビニに立ち寄った。 店内のテレビから流れるニュースに、彼は足を止めた。 「チェインバーグ国定公園で発生した大規模な山火事の煙が、市街地まで到達してい […]

ネクロバズとむくつけき勇者たち 33 暗闇の銃声

33 どれくらい気を失っていたのだろう? ケンジは朦朧として立ち上がった。 とにかく、考えるよりも行動しなければ。 ろくに考えられる状態ではないのだから…。 で、何をすればいいんだ。 クソ、停電で暗いな。ケンジは壁を伝い […]

ネクロバズとむくつけき勇者たち 31 狂いゆく男

31 夜半、ウインドベルの研究所の通りに、黒いアウトランダーが止まった。 中にいる男は、上気した赤い顔をしていた。 男は後部席から、ゴルフバッグを担ぎ出した。 研究所の門をくぐり、建物の裏手に向かって歩いた。 酔っている […]