スノーマンのねがいごと 1 公開日:2024年3月27日 創作童話 1 その年の冬はとてもさむくて、とっとこ山のふもとの村は雪がつもっていました。 村には親のいない子どもたちのしせつがあり、二十人ぐらいの子どもたちがいっしょにくらしていました。 クリスマスの夜、しせつではだんろのある大き […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 25 ハンドサインの約束 更新日:2024年4月9日 公開日:2024年3月20日 児童小説 25 ハンドサインの約束 「それで、辞めた後はどうするんだ?」 ディーが計器類のチェックをしながら、レイに尋ねた。 レイはシートに深くもたれ、窓の外を見つめていた。 「母国に帰って、牛の世話をするんだ」と静かに答えた。 […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 24 キャビンのシートが足りない 公開日:2024年3月13日 児童小説 24 キャビンのシートが足りない パイロットのレイはもちろん、エンジニアのディーはレイの隣の座席に座ることになった。 操縦室はこの二人で定員締め切りだった。 X50の狭いキャビンには緒方と由里子の他、脇田にマリコ、ユキオ […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 23 お守り 公開日:2024年3月6日 児童小説 23 お守り アキュラ星の空は赤く染まっていた。 脱出フライトまであと3時間しかない。 X50の機体は緒方とディーが必死に整備していた。 レイは操縦席で日本の輸送船と連絡を取っている。 脇田とレオ、翔太は荷物を運んでいた […] 続きを読む