故郷へのカウントダウン 20 星の馬と優しさ 更新日:2024年3月11日 公開日:2024年2月14日 児童小説 20 星の馬と優しさ エンジニアのディーがあんなことを言っていたものの、脇田にはレイが頑なに人を拒否しているように見えた。 口を利かないどころか、食事の時でさえ、ろくに皆の前に姿を現さなかった。 相当のプレッシャーを感じ […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 19 失くした自信 公開日:2024年2月7日 児童小説 19 失くした自信 夜が明ける前に、ディーの声で目が覚めた。 「オガタさん、オガタさん!ジャパンから返事が来たんです!」 ディーはコクピットからエンジニア室に駆け込んできた。緒方と脇田が毛布にくるまって寝ていたベッドを揺 […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 18 心の傷を癒やすのは… 公開日:2024年1月31日 児童小説 18 心の傷を癒やすのは… 「脇田さん、脇田さん」 村からX50へ向かう途中、船の下から緒方が呼んでいた。 脇田は慌てて土手を駆け降りた。 「海へ行ってたんじゃなかったんですか」 「行きましたよ。 ディーと二人で」 「で […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 17 星の息吹 公開日:2024年1月24日 児童小説 17 星の息吹 アキュラの朝はいつも爽やかだ。 今朝も美しい太陽の光で目を覚ました。 子供たちは船の外で元気に遊んでいた。 レオはパソコンを村に持ち込み、景色を眺め、アキュラの未知の地を探索する計画を立てていた。 彼は手 […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 16 交信手段と心的外傷 公開日:2024年1月17日 児童小説 16 交信手段と心的外傷 脇田たちは、村の生活に少しずつ慣れてきていた。 特にマリコとユキオは、村の生活に馴染もうと、村人の交流の中にできるだけ身を置くようにしていた。 村人たちも子供たちに関しては、好意的に接してくれた […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 15 神様の馬とワガママな男 更新日:2024年1月22日 公開日:2024年1月10日 児童小説 15.神様の馬とワガママな男 草原が光っている。 最初は、広大な湖かなと脇田は思った。 たくさんの草の緑が風になびいて、水のようにきれいだった。 遠くに、青い山が見えた。 この草原は山の下まで続いてるみたいだった。 「あ […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 14 草原の向こうに 更新日:2024年1月5日 公開日:2024年1月3日 児童小説 14.草原の向こうに 朝になったら、外はすごい騒ぎだった。 どうしたんだろう? みんなが集まってるのが見えた。 でも、起きるように言われなかったから、そのまま寝てた。 ずっと寝てたかった。 昼ごろ、脇田はやっと起きた。 […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 13 ミラクルフルーツの贈り物 更新日:2023年12月28日 公開日:2023年12月27日 児童小説 13.ミラクルフルーツの贈り物 一行は、森の中の少し開けた場所にたどり着いた。 そこは太陽の光が差し込み、周囲の暗闇とは対照的に、明るく華やかな雰囲気だった。 緒方はその手前で立ち止まり、辺りを見回していた。 場所に着い […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 12 トンネルの向こうの不思議な村 公開日:2023年12月20日 児童小説 12 トンネルの向こうの不思議な村 彼らはトンネルに入っていった。トンネルは広く、深く、一本道だった。 トンネルの壁には、所々に火のついた松明が立てられていた。 松明の光は、岩壁の中を照らしていた。彼らは松明に沿って奥へ […] 続きを読む
故郷へのカウントダウン 11 先客 公開日:2023年12月13日 児童小説 11 先客 一行は丘を下りて、海に向かって歩き始めた。 だが、その途中で、彼らは驚くべき光景を目にした。 それは、カプセルのような形をした物体だった。 彼らの乗っていた宇宙船の救命カプセルではなかった。 別の宇宙船の救命 […] 続きを読む