おしゃべりドラゴ

くすっと笑って、心もホッコリ。笑いと感動のストーリー

「児童小説」の記事一覧

故郷へのカウントダウン 20 星の馬と優しさ

20 星の馬と優しさ エンジニアのディーがあんなことを言っていたものの、脇田にはレイが頑なに人を拒否しているように見えた。 口を利かないどころか、食事の時でさえ、ろくに皆の前に姿を現さなかった。 相当のプレッシャーを感じ […]

故郷へのカウントダウン 19 失くした自信

19 失くした自信 夜が明ける前に、ディーの声で目が覚めた。 「オガタさん、オガタさん!ジャパンから返事が来たんです!」 ディーはコクピットからエンジニア室に駆け込んできた。緒方と脇田が毛布にくるまって寝ていたベッドを揺 […]

故郷へのカウントダウン 17 星の息吹

17 星の息吹 アキュラの朝はいつも爽やかだ。 今朝も美しい太陽の光で目を覚ました。 子供たちは船の外で元気に遊んでいた。 レオはパソコンを村に持ち込み、景色を眺め、アキュラの未知の地を探索する計画を立てていた。 彼は手 […]

故郷へのカウントダウン 14 草原の向こうに

14.草原の向こうに 朝になったら、外はすごい騒ぎだった。 どうしたんだろう? みんなが集まってるのが見えた。 でも、起きるように言われなかったから、そのまま寝てた。 ずっと寝てたかった。 昼ごろ、脇田はやっと起きた。 […]

故郷へのカウントダウン 11 先客

11 先客 一行は丘を下りて、海に向かって歩き始めた。 だが、その途中で、彼らは驚くべき光景を目にした。 それは、カプセルのような形をした物体だった。 彼らの乗っていた宇宙船の救命カプセルではなかった。 別の宇宙船の救命 […]