おしゃべりドラゴ

くすっと笑って、心もホッコリ。笑いと感動のストーリー

「児童小説」の記事一覧

ネクロバズとむくつけき勇者たち 33 暗闇の銃声

33 どれくらい気を失っていたのだろう? ケンジは朦朧として立ち上がった。 とにかく、考えるよりも行動しなければ。 ろくに考えられる状態ではないのだから…。 で、何をすればいいんだ。 クソ、停電で暗いな。ケンジは壁を伝い […]

ネクロバズとむくつけき勇者たち 31 狂いゆく男

31 夜半、ウインドベルの研究所の通りに、黒いアウトランダーが止まった。 中にいる男は、上気した赤い顔をしていた。 男は後部席から、ゴルフバッグを担ぎ出した。 研究所の門をくぐり、建物の裏手に向かって歩いた。 酔っている […]