おはなしドラゴ

くすっと笑って、心もホッコリ。笑いと感動のストーリー

故郷へのカウントダウン 1 月夜に浮かぶクジラ

  1 月夜に浮かぶクジラ 月が明るく光る夜、東京湾には、クジラにそっくりな巨大な船が停泊していた。 その船は、海上の微かな潮風に横たわるように、静かに宙に浮かんでいた。 船の中には、青い座席がずらりと並んでいた。 出発 […]

故郷へのカウントダウン

あらすじ 地球から遥か彼方の惑星マリナスを目指す宇宙旅客船ノーヴァ。旅行客は宇宙空間の気ままな旅を満喫していた。ノーヴァは小惑星帯を航行中に氷の塊に衝突する。宇宙船は大きな損傷を受けて、マリナスの衛星アキュラに不時着して […]

豆しばタムタムとふたりの兵隊

「ママ、ママ。わたしのお人形、知らない?」 この春、小学生になったばかりのアスミは、夕ごはんのしたくをしているママにたずねました。 たずねたのは、今日はこれで三回目です。 「さっきから、お人形、お人形っていったいどんな人 […]

ファットオーブの伝説 15

15 ファットオーブ最後の謎 ひとつだけ、ぎもんがある。 それはハメット先生がどうしてファットマンに変身できたか、ということだ。   ランディが言っていたことだけど、勇者というのは、強いだけではだめなのだ。 正しいだけで […]

ファットオーブの伝説 14

14 ファットマンの復活 デパートは、テレビの画面で見た警察官でいっぱいだった。 ハメット先生の姿は見つからなかった。 やがて、何人かの警察官が、男の人をとりおさえていた。 盗ぞくがつかまったのかもしれない。 ぼくとラン […]

ファットオーブの伝説 13

13 アイダ先生の危機 日曜日にランディは、ぼくの家に遊びにきていた。 なんだか、ふたりでいっしょに生活しているみたいだけど、ほんとうにあいつとぼくは仲がいいんだ。 ぼくはあるミュージシャンのギタープレイを、スピーカーで […]

ファットオーブの伝説 12

12 デコボコなふたり 病院へ帰ると、病室にはアイダ先生がまっていた。 ぼくらのすがたを見つけると、アイダ・クレストは顔が赤くなった。 やっぱり、ハメット先生が好きなんだ。 ハメット先生はどうすればいいのか、こまっていた […]

ファットオーブの伝説 11

11 ファットオーブ ぼくらと先生はマーキュロ駅で汽車にのった。 この町には、昔、勇者マーキュロが住んでいたという伝説があるらしい。 ランディがそう言うし、先生だってそのことを知ってるみたいだ。 知らなかったのは、ぼくだ […]

ファットオーブの伝説 10

10 どろぼうが街にふたたび 土曜日になると、ぼくらはふたたび病院へ行った。 今日は学校も休みだし、話をする時間はたっぷりあった。 ランディはとちゅうで買い物をしようといいだした。 「だって、入院していると、どうしてもお […]

ファットオーブの伝説 9

9 招かれざる面会者 ぼくとランディは学校ではたしかに落ちこぼれなのかもしれないけど、それでも友だちのことは好きだし、先生が病気だったら、やっぱり心配する。 けっして悪い子どもじゃないんだ。 病院へ行くと、もう午後の六時 […]